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中小企業再生手法
![]() | 事業再生と敗者復活 (講談社現代新書) |
「面倒をみてもらう金融機関」と「サービサーに融資金を売却してもらう金融機関」にわけて利用するという手法は過剰債務に悩む中小企業にとって貸借対照表の改善、資金繰りの円滑化を進めるうえで効果的な対策と考えられる。
その結果として中小企業は大企業の様なV字型回復を志向すべきでなく、L字型回復を目指せばよいという指摘は説得的である。
ただ不振中小企業が再生するためには財務リストラだけでは不十分である。例えば製造部門でのコストダウンや営業力アップが不可欠である。その点が述べられていないため、星4つとした。
引用元:中小企業再生手法
![]() | 事業再生と敗者復活 (講談社現代新書) |
ベストセラー「借りたカネは返すな!」の著者による中小企業再生本。その最初の著書の本来のタイトルは、「借りたカネ「では」返すな!」であったという。日本の連帯保証制度が「保証人に迷惑をかけてはいけない…」という経営者の姿勢を生み、借金に借金を重ね、泥沼に入っていく。そして、優秀なセールスマンや技術者であった中小企業経営者が債務返済にばかり気が回り、事業がおろそかになっていく。モラルハザードといわれようが、この資産デフレ状況を生んだのは、その当人たちではない。貸し手にも責任がある。だからこそ、債務放棄をしてもらい、敗者復活を助けるのだ、というのが著者の立脚点。
必ずしも著者の考え方に同意できるものではないが、「日本では経営者の人格がビジネスそのもの。経営者をすげかえるアメリカ型再生はそぐわない」、「金融機関やそのOBでは、債権放棄を伴う再生計画を立案しずらい」、「ゴーン流のV字回復ではなく、中小企業はL字回復をめざせ!」など、納得させられる指摘も多い。
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