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家族の再生の物語

冬至祭
仕事一筋で家庭はすべて妻任せの夫。
人生に挫折し、息子に期待をかけることが生甲斐の妻。
母親の期待が重圧になり、不登校や自殺未遂をしてしまう中学生の息子。

バラバラの家庭が、
息子の不登校をきっかけに再生していく物語です。

はじめて家庭の問題と向き合うことになった父親は
大胆な選択をします。
これがあまりに極端すぎて(しかも途中で想像がつく)、
作り過ぎなかんじもするんですけど、
「終わりよければすべて良し」の気持ちのいい作品でした。

息子が中学生のわりに素直すぎることに違和感も感じたけど、
いい子なだけに母親の期待を真剣にとらえてしまうんだろう。
母親がボランティアにのめり込んでいく気持もありそうな話で怖い。
人ってこうやって宗教(ここではボランティアだけど)にのめり込んでいくんだろうな。

「家族の再生の物語」ではあるけれど、
この家族ははじめから家族なんて呼べるようなものじゃなかった。
ここから家族になっていくんだ。
その点で希望の感じられるラストでした。
引用元:家族の再生の物語
冬至祭
 東大医学部卒、現在テキサス大学癌センター勤務とのこと、どんなものかと迷ったが好奇心に負けた。割と当たりだった。短編集なので出来不出来はあるが、表題作がやはりよく書けていると思う。最近はやりの医学部やら医学界の内情告発的な臭いは全くなく、純粋に「物語」。かえって、どのあたりが本当でどのあたりが嘘なのか調べる楽しみができてしまった。
引用元:

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